開戸日記

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株式会社gumiが運営するファンドと投資(出資)先企業まとめ

本業はスマホゲーム企業のはずですが…最近は投資活動の方が目立って投資企業のような印象です。スタートアップだけでなくAR、VR関連のスタートアップ、さらにはブロックチェーンベンチャーにまで投資を加速している「株式会社gumi」。

で、一体どこに投資しているのかまとめられている記事が見かけなかったので、今回まとめてみました。ついでにファンドも。


gumiが設立したファンド

主に国内の新進気鋭のスタートアップ、そしてgumiが最も関心を高くしているVR・AR領域、それからブロックチェーン領域に対してファンドと子会社を設立しています。


gumi ventures

gumiの子会社として運営されています。主に国内のスタートアップを中心に投資。投資対象としては動画事業が多い印象です。


Tokyo XR Startups

東京を拠点に活動しているVR、ARを主な対象として投資している子会社?ファンドです。VRやARの他にもVTuberを事業として行っている企業への投資も行なっています。

また投資以外にインキュベーションも並行して行います。


Seoul XR Startups

韓国を拠点として活動している子会社?ファンドです。同じくVRやARを中心に投資、インキュベーションを行なっています。


Nordic XR Startups

北欧を拠点にVR、ARへの投資を行ない、並行してインキュベーションも行なっています。


gumi Cryptos

2018年5月に設立されたばかりのブロックチェーン領域への投資を目的に設立されました。ファンドサイズは3000万ドル。出資はgumi venturesの他に、国内大手金融機関が出資しています。このファンドの面白い特徴は株式の他にトークンを投資材料として持ち出すことも考えているようです。


gumiが投資している企業まとめ

それではgumiが投資している企業は何処なのか?それぞれのファンドごとにまとめてみました。


gumi venturesの投資先

Candee

ライブコマースの「Live Shop!」を始め、V tuber専用のライブ配信コミュニティサービス「Colon:」を運営しています。他にも動画マーケティング事業やマネジメント事業を行なっています。


dely

Yahoo!に90億円で買収され、子会社化したdelyは早回しのレシピ動画メディア「kurashiru」を運営しています。


TABILABO

ミレニアル世代向けの旅行情報メディア「TABILABO」の他、スマホ向けの質の高いコンテンツ制作やトータルプロモーションを行う「BRAND STUDIO」を運営しています。


3ミニッツ

ファッション領域に特化した質の高い動画を企画、制作、そしてインフルエンサーのキャスティングなどを行います。またメディア事業としてファッション動画マガジンの「MINE」やコマース事業の「eimy istoire」「ETRÉ TOKYO」を運営しています。

2017年にグリーによって43億円で買収されています。


BREAKER

YouTubeで国内向けドラマシリーズをヒットさせた動画制作スタジオ。さらにインバウンド向けのインフルエンサーを活用した動画制作も行なっています。


lute

音楽、カルチャー向けのコンテンツを制作・配信する分散型動画メディア「lute」をInstagram上で運営する他、Instagram内に連続ドラマを制作・配信しています。

また他にも国内外のアーティストを活用する他、キャスティング事業やイベント事業など多岐にわたる事業を行なっています。


VR・AR関連の投資先

「Tokyo XR Startups」「Seoul XR Startups」「Nordic XR Startups」合わせての投資先になります。


株式会社ファボ

キャラクターのYouTuberグループ「ワラシベ興業」を運営しています。「ワラシベ興業」とは若者や子供向けのVtuberコンテンツを配信し、配信者も声優に限らず、芸人や俳優、YouTuberなど幅広い演者をターゲットにしています。


株式会社ゆにクリエイト

Vtuberキャラクターの開発や、映像作品の制作を行なっています。


ニゾンライブ株式会社

音楽系に特化されたVtuberキャラクターの開発を行なっています。


株式会社ジオクリエイツ

VRによる視線トラッキング、脳波測定を活用した建築設計ツールの開発を行なっています。


株式会社Healthy VR

Apple WatchとARを活用することで新しいヘルスケアアプリを開発中です。


株式会社エド

VRを活用した企業向け研修サービスの他、VRコンテンツの企画・制作など各種VR向けコンテンツを提供しています。


8th WALL

複数のスマートフォンに対応するARプラットホーム向けのアプリを開発することができるツール「8th Wall XR」を開発しています。


The Wave VR

VRミュージックプラットホーム「The Wave」の開発・提供しています。The WaveではVR内でミュージックライブ体験が出来るプラットホームとして誕生され、会場を思うように変えられる特徴を持っています。


mindshow

誰でも簡単にVRストーリーを作成して世界中に共有できるVR演劇「Mindshow」を開発・提供しています。自分自身でキャラクターをモーションキャプチャーで操作して、自が小道具を配置できるなど自由度が高い点が特徴です。


AGAINST GRAVITY

ソーシャルVR空間「Rec Room」を開発・提供しています。人々が多く集まり自由度の高いVR空間を共有できるのが特徴で、非常に高い評価を得ています。


Vivid Vision

VRを利用することで弱視、斜視などの治療を行う製品を開発しています。すでに米国からヨーロッパ進出まで拡大しており、今後はアジア市場への活躍も期待されています。


SLIVER.tv

VRでeスポーツを観戦することができるプラットホームを提供しています。観客に対して360度eスポーツを見渡すことができるVR観戦体験を提供しています。


VIRTUALITICS

ビジネスインテリジェンス用のVR版分析ツールを開発・提供しています。機械学習などの分析ツールが豊富に備えられており、3次元データを活用することで、より立体的にデータを検証することが出来ます。


SPACES

一般消費者向けにVR/MRコンテンツの制作を専門として行なっている企業です。すでにマイクロソフトNBCユニバーサルにコンテンツを提供しています。


Activ8株式会社

バーチャルタレント支援プラットホーム「upd8」を運営しています。主にバーチャルタレントの仕事マッチングやオリジナルグッズの販売など支援プロジェクトを提供しています。


カバー株式会社

バーチャルライブ配信アプリ「ホロライブ」を運営しています。また専属のバーチャルタレントのマネジメント事業も行なっています。


株式会社ZIG

VTuberプロダクション事業を中心に展開しており、100体に及ぶVTuberを運営しています。


株式会社mikai

アイドルに特化したバーチャルタレントを運営するなどVR、ARコンテンツを中心に事業を行なっています。


gumi Cryptosの投資先

Basis

仮想通貨のボラティリティが高い点という課題に対して、ボラティリティを低くした仮想通貨を開発しています。

ORIGIN Protocol

本来ならば仲介者が必要なはずのシェアリングエコノミーのマーケットプレイスに仲介者なしで買い手と売り手の取引を成立させるP2P型のプロトコルを開発しています。

これにより仲介者手数料を下げ、自由な取引を促進させることを目指します。


Wificoin

ブロックチェーンを活用することで世界中にWi-Fiネットワークを構築することを目指しています。


Spacemesh

効率性の向上とスケーラービリティを実現するプロトコルを開発しています。


Pryze

懸賞という行為を自動的に、低コストで公平に実行することができるプロトコルを開発しています。


ROBOT CACHE

従来のゲームプラットホームの問題点としてあった手数料が高い点、そして二次流通ができないという点がありました。「ROBOT CACHE」は手数料を低くし、さらにユーザーが購入したコンテンツを二次流通させることを可能するプラットホームを開発します。


sagewise

スマートコントラクトによる紛争解決のツールを開発しています。


Theta

動画配信の非中央集権化を目指し、従来では中央のサーバーでサービスを運営していたものを、他の人のPCやスマホの回線をシェアすることで分散的にサービスの運営を行えます。「Theta」ではそれを動画配信で実現しようとしています。

(Thetaに関してはgumi venturesより投資を実行している?)


まとめ

思っていた以上に多いですね…特に海外ではVR、AR、それにブロックチェーンと魅力的なプロダクトに精力的に投資しているのが伺えます。もちろん日本にも積極的に投資されていますが、なぜか日本のVR、ARのスタートアップはまだプロダクトが出来ていないところが多いような印象も受けました。これからなのかな?

あと日本のVR、ARスタートアップは特にVTuber事業が多い印象です。すでにプロダクトをリリースしているところもあれば、これから数多く制作していくことも予定しており、やはりこの部分は日本の独自感が強く出ている印象です。

そして、今回の記事はほとんどgumiのIR資料を参考に執筆したので、おそらくまだ数多くのスタートアップに投資していると思われます。gumiはスタートアップ界では類を見る程の投資意欲を持ち合わせているので、これからも数多くのスタートアップに投資していくでしょう。

これからも注目が高まります。

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